観光 文化/遺跡 自在庵

自在庵

自在庵

自在庵

自在庵
指定番号 指定名称 指定日付 時代 所在地 管理者
第8号 自在庵 1986.4.28 新羅善德女王14年(645) 上鳳岩洞

自在庵には宝物第1211号に指定された(1994.10.17)『般若波羅密多心経若疏』諺解本が保管されている。この版本は現在宝物第771号に指定されているソウル大学図書館本と同一本であるが、ソウル大学本にはない伝が付いて、校正印が印されており、保存状態もまた一層良好である。楮紙の木版本で、木版本仏像の服装から出た物なのかそこには表紙がない。自在庵は新羅の善德女王14年(645)元曉大師が創建した由緒深い寺院で、高麗光宗 25年(974)に王命で覚圭大師が重創した。

毅宗7年(1153)火事にあい、翌年覚玲禅師が大雄殿と寮舍を増築した。朝鮮高宗 9年(1872)圓空禅師とジェアム僧が衰退したこの寺院を44間の建物で修復し、霊源寺と改称した。1907年(純宗元年)ここが丁未義兵の活動の根拠地になり、日本軍の攻撃を受け燃やされた。その後、ジェアム僧とその弟子性坡僧が復元して元来の名称である自在庵に直した。しかし朝鮮戦争で再び廃墟になり、1961年に大雄殿、1971年に寮舎、1974年に布教堂と元曉台、1977年に三聖閣をそれぞれ建立した。